「好き」を突き詰めるマニアをゲストに大阪の魅力を深ぼる「OSAKAマニア探訪」。大阪名物はたくさんありますが、今、外国人の観光客に人気を博しているのがとんかつです! そこで、今回はカツカレーマニアのメイドインアリサさんと一緒に、いろんなとんかつを食べ尽くしてまいりました!
黄金色に揚がった衣、その中にはジューシーなお肉、そこにたっぷりとソースを纏わせる……。大阪名物の串かつ同様、衣とソースを組み合わせた「とんかつ」は大阪人がついつい反応してしまうグルメなのです。
そんな大阪で今、ネオ・とんかつブームが到来しています。ボリューム満点系、ええ肉を使った高級志向、カレー大国ゆえのカツカレー……と、ジャンルは様々。
そんな、目で見て、食べて楽しい「とんかつ」を紹介すべく、今回はカツカレーマニアのメイドインアリサさんと一緒に、最近の人気店から老舗の王道なとんかつまで、厳選8店をご紹介します。
Guide
01. 大阪とんかつ(旧ちよ松)
圧倒的ボリュームとビジュアル!
元力士が考案した、厚さ5cmのとじないかつ丼
「大阪とんかつ」は元力士の先代店主・千代松さんが考案した厚さ5cmの日本一分厚いかつ丼が話題の超人気店。豚肉を24時間低温調理することで、その圧倒的の分厚さを叶えた一品で、衣の食感や食べ応えをキープするために、卵をとんかつの下に敷いて、あえて「とじない」という発想もグッド。とんかつのボリュームとパンチ力を受け止めるために、ライスがもち麦ご飯という工夫もコチラのお店ならでは。卓上には味変アイテムがいくつもあったり、付け合わせの漬物がピクルスだったり……このボリュームでもペロリと食べられてしまう工夫もナイスなのです。
揚げ場と調理場で大きな豚肉が飛び交う姿は大迫力! そして、サクッと食感の中に低温調理の豚肉が入っているというのがまた新鮮。低温調理だから水分量もしっかりあってジューシーだし、ハムに近い食感だからたくさん食べても普通のカツより胃の負担が少ないのが不思議!未知の食体験として、ぜひとも味わうべき一杯です!
02. ニューベイブ
ブランド豚が手軽に食べられる!
銘柄や部位がチョイスできるのも魅力
大阪の高級とんかつブームをより加速させた人気店がコチラ。厳選した豚を直接仕入れる銘柄豚専門店で、低温調理した豚肉は極厚でも脂っこさは皆無。SPFポークのパイオニアとして名を馳せる林SPFや、ヨーロッパで幻と称されるサドルバック、世界で唯一食べられる国宝として知られるマンガリッツァ豚など、数々の銘柄豚がラインアップ。卓上のカラシを含めて10種の調味料が付属される上に、ご飯と豚汁とレタスまたはキャベツはおかわり無料のサービスも。銘柄豚を定食で食べ、それでいてお腹もいっぱいになりたい! そんなわんぱくさん必見のお店。
常にとんかつ好きな方たちで超満員。いろんな銘柄豚から選べるのも楽しいし、サイズも選べるから少食の人も安心! 味変アイテムが10種類もあるから、ちょっとずつ大事に食べすすめました。どのアレンジにしても豚が際立っているし、これぞ名店!
03. マンジェ
銘柄豚からアレンジ系まで、揃い踏み!
大阪グルメとんかつのトップオブトップ
食べログのとんかつ名店ランキングでは関西圏で不動の一位。食通たちもこぞって挙げるとんかつの名店が「マンジェ」。コチラのとんかつは驚くほど瑞々しくジューシー。初めて訪れる場合はぜひヘレカツを食し、そのジューシーさを体感してください。メインのとんかつは、6種の銘柄豚からチョイス可能。ラインアップは走る豚、TOKYO-X、南州黒豚、スーパーゴールデンポーク、氷室豚、あじ豚。で、リブロースとヘレからチョイス可能。さらには銘柄と部位を組み合わせたハーフ&ハーフも可能という柔軟さもグッド。
とんかつ界のカリスマとして、誰もが知ってる「マンジェ」。とにかく豚肉が上質なので、どの銘柄のどの部位を食べても、絶対に感動できる名店です。とんかつはもちろんですが、付け合わせのサラダや漬物、赤だしにライス……と、どれをとってもハイレベル。朝の8時30分〜整理券の配布アリ。朝イチで訪れて順番が来るタイミングで、再来店するのがおすすめです。
04. あべのカツサンドパーラー ロマン亭
旨味の強いカツサンドをパーラーで!
カツサンドのモーニングもおすすめ!
ビフテキ重で有名な「ロマン亭」が手掛ける、カツサンド専門店。人気のカツサンドは、旨味を引き出した完熟肉をじっくりと揚げ、肉汁をしっかり閉じ込めた逸品。しかもこのカツサンドをモーニングでも食べられるのが魅力です。内装は大正ロマンを彷彿とさせるパーラー調で、ノスタルジックな気分に浸れるのも嬉しいポイント! 薄い食パンとたまごを層にしたミルフィーユたまごサンドも絶品ゆえ、ハーフ&ハーフでいただくのもおすすめ。
ボリューム控えめな感じがめっちゃ最高。このサイズならランチ後でも食べられるし、モーニングもやってるとか最高すぎる。ちなみにソース味だけじゃなく、カレーとかチーズみたいな味もあって、そっちも気になります。次は絶対にカレー味にするぞ〜!
05. 俺たちのカレー屋
欧風カツカレーの王道にして至高!
「これが食べたかった〜」が叶う味
大阪の日本橋に店を構える「俺たちのカレー屋」は、外国人観光客人気ナンバーワンなカレーショップ。中でも人気を誇るカツカレーは、甘めの欧風ルーにサクッと揚がったカツがトッピングされた逸品で、まさにお手本のような一皿。スプーンで食べやすいように、縦と横にカットされた一口カツ、濃厚なルー、ライス、そして福神漬け。全てを一度に頬張れば、このカツカレーが食べたかったんだ! と、誰もが納得するような、王道の味わいが口内に広がり、一気に幸せな気持ちが押し寄せてきます。
噂にはよく聞いていた「俺たちのカレー屋」さん。外国人人気がめちゃくちゃ高いと聞いていたけど、行って驚き、私たち以外のお客さんは全員外国人でした。カツカレーは日本の王道カツカレーのそれで、これが外国の人たちにも受け入れられているんだ〜! と、思うとなんだか感慨深かったです。あと、ムスリム対応のカレーがあったり、カレーラーメンっていう変化球もあったり。手札の多さにも感動しました!
06. スタンドカレーワタナベ
スピーディーに本格派がいただける!
ミシュラン掲載店のセカンドレーベル
ミシュラン・ビブグルマン3年連続獲得の有名店「渡邊咖喱」の姉妹店。梅田界隈のサラリーマンが集う、ランチ激戦区「大阪駅前第1ビルB1F」に、お手軽でスピーディーなスタンド形式(椅子あり)の新業態として2023年にオープンした「スタンドカレーワタナベ」。リブロースを贅沢に使用した「とんかつカレー」はジャスト1,000円(税込)! さらにプラス250円でカツを2枚にできちゃいます! 本店と比べて薄めのとんかつに、肉や野菜の旨みが凝縮されたシャバシャバカレーなルーが相性抜群。後半はトマトのチャツネで味変。創作度の高い攻めた月替りカレーがあるのも魅力です。
王道の欧風カツカレーをこよなく愛する私ですが、ここは別格。シャバシャバなルーはソースに近い感覚。サラサラ飲めちゃうカツカレー。お手軽にあの渡邊咖喱の味が楽しめるなんて嬉しいですよね。目の前で揚げられる油の音に心躍らせながら待つ時間が至福。キノコソテートッピングもおすすめ。調子いい時は追いカツもいっちゃって!
07. とん亭
王道なとんかつが食べられる行列店!
ミックス定食なら、他の絶品フライも
王道な旨いとんかつを食べたいなら、おすすめなお店がコチラ! ヘレとんかつやロースとんかつなどのメインを決めた上で、エビフライやクリームコロッケから2種選べるミックスが人気ナンバーワンメニュー。サクッと揚がった王道のとんかつを2種あるソースにつけてご飯を頬張れば、口福が訪れること間違いなし。シャキシャキなキャベツを箸休めにしながら、時折、山椒の利いた赤だし啜るとさらなる幸せが……。
私にとってのベストとんかつは薄くてサクッと揚がったもの。とん亭のとんかつは、マイベストなカツの仕上がりです! ソースってカレーに近い調味料とスパイスの合わせでできているから、とん亭のカツはカレーにも絶対に合うはずです! いつかカツカレーやってほしい〜! オープンから行列必至なので、少し時間に余裕を持って訪れるのがベター。
08. とんかつ立花
秘伝のデミソースが米と相性抜群!
洋な要素が潜む、老舗のとんかつ
堺東駅から歩いて8分ほど。閑静な住宅街にポツリと現れるとんかつの名店がコチラ。ソースでいただくとんかつが王道ですが「立花」のとんかつはデミソースが決め手。サクッと香ばしく揚がったオーセンティックなとんかつにたっぷりとかかったデミソースは、見た目に反して、意外とさっぱり。が、ほどよい塩味が米との相性抜群で、食べすすめるとライスが足りなくなるほど。小鉢に昆布の佃煮、赤だし……と、和定食然とした付け合わせも米との相性が抜群! 堺東までわざわざ食べに行く価値アリ。
ザ・老舗のとんかつ屋さんな出立なのに、カツにはデミソースというアンバランスなハイカラさに胸を打たれました! 味はもちろん美味しいのですが、お店の方たちがすごくアットホームな感じで、居心地も最高。メニューの左上にある、社長とんかつセット2,200円はお造りとコーヒーがセットになった定食。次はこれを食べてみたい! あと、カツカレーも!
大阪のとんかつは多様で面白い!
いかがでしたか? インパクト抜群の進化系から、高級派や王道、そしてカツサンドにカツカレーの名店、8店舗!
ひとくちにとんかつと言っても、大阪の街や人よろしく、多様な変化を遂げて今なお進化を続けています。
もちろん、ここで紹介したとんかつの店は大阪の名店の一部、まだまだ食べてほしいとんかつはたくさんあります。進化し多様化を続ける大阪のとんかつを、ぜひ味わってみてくださいね。
※本記事は「しっとんか大阪」から移行したものです。掲載内容は2025年2月時点の情報であり、現在とは異なる場合があります。最新の営業状況や詳細は、各店舗・施設の公式サイトなどでご確認ください。
Photo:納谷ロマン(Roman Naya)
Edit:トミモトリエ(Rie Tomimoto)
Direction:人間編集部